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令和4年7月の研修報告です。

​今月は「認知症の対応について」の研修を行いました☻

​認知症疾患について

​~症状別よくある16パターンの具体的な対処法~

家族や身近な人が認知症になり、変わり果ててしまった姿に困惑している。日々起こる様々な出来事に手いっぱいで、つらさやイライラを誰にも相談できていない。排泄処理や徘徊のために一瞬の油断も許されず、24時間つきっきりで介護―。

 人によって、階段によって現れる症状が多種多様な認知症。介護にあたる方々は混乱し、戸惑うことも多いでしょう。そんなときに、どうすればいいのか。ここでは、認知症で現れる症状と、それに対する対応の仕方、反対に、どのような対応が好ましくないのかなどの基本的な事柄を記載していきます。こうしたことをあらかじめ知っておくことで、心の準備をしておきましょう。

          <内容>

1.よくある16パターン・症状別 | 認知症の対応方法

2.認知症の対応で大切なこと

3.認知症の対応をする際に心がけたいことと理由

4.認知症の対応と薬の関係

5.対応に役立つ理論 | 認知症の対応をより深く理解する

6.まとめ

1.よくある16パターン・症状別 | 認知症の対応方法

<パターン1:記憶が思い出せない>

 本人のその時々の認識にあわせて、穏やかに、落ち着いた対応をすることが大切です。認知症の初期段階では、最近の出来事ほど覚えていないという共通の症状が起こりますが、これは「忘れてしまう」のではなく、「記憶に残らない」ためです。「記憶に残らない」ということは、本人にとっては「なかったこと」と同じことです。ですから、思い出せなかったり記憶違いがあった場合にも、間違いを指摘したり避難したりするのは禁物です。物事の事実関係は忘れてしまっても、そのときに感じた感情は心に長く残っていきますので、嫌な気持ちだけが本人の記憶に残ってしまいます。

 特に、認知症初期の頃は正常と症状の間のグレーゾーンを行ったり来たりしている状態ですから、本人も自分の異常に気づいて戸惑いや不安を感じていますので、安心させてあげるような対応を心がけましょう。

<パターン2:何度も繰り返し同じ話をする>

 何度も同じ話を聞かされるとうんざりしてしまいますが、初めて聞くような顔で相槌を打ってあげましょう。本人には繰り返し同じ話をしている意識はありませんので、「何度も同じことを言わないで!」などと邪険にあしらってしまうと、戸惑いや反感を抱いてしまいます。同じことを繰り返し尋ねるような場合は何かしらの不安のあらわれである可能性もありますので、丁寧に、よく話を聞いてあげると良いでしょう。

<パターン3:同じものを買ってくる>

 外出することはいい刺激にもなりますので、買い物の際には付き添ってあげるようにすると良いでしょう。同じものばかり買ってこられてしまうと困りますが、本人には悪気はありませんので、叱っても逆効果になります。よく行くお店に事情を説明しておき、同じものを買おうとしたときには、例えば「明日のほうが安いですよ」などと声をかけてもらえるように、地域の見守りと協力をお願いすることも有効です。

​ 個人的にお店にお願いすることが難しい場合には、高齢者総合相談センター(地域包括支援センター)に相談し、お店への協力を依頼してもらうと効果的です。

<パターン4:怒りやすい・大声を出す・奇声をあげる>

 まずはその原因を考えることが大切ですから、相手の話をよく聞いて何か困っていたり具合が悪かったりしないかを尋ねてみると良いでしょう。自分の気持ちをうまく伝えることができない苛立ちや、痛み・痒み・暑さ・寒さなどの身体的な苦痛、漠然とした不安などを感じていると、叫んだり攻撃的になったりすることがあるのです。場合によっては、別の人に対応してもらったり、本人が落ち着ける環境へ移動してみることで症状を軽減できることもあります。

<パターン5:介護・入浴・服薬・受診を拒む>

 気分のよいときをみはからって誘ってみたり、何のための薬なのか、何のための受診なのかをわかりやすく説明してあげたり、一緒に入浴するようにしたりと、色々な工夫をして根気よく働きかけていくことが大切です。

 認知症の方々は、健康な人々よりも周囲の環境の変化に適応することが苦手になりますし、例えば「服の着脱ができない」、「裸になるのが不安」などの様々な不安を抱えていたりする場合もあります。意欲の低下によって何をするのも億劫になっていたり、「毒を盛られている」などの妄想を抱いている場合もありますから、嫌がっている原因を探ってみると良いでしょう。

<パターン6:妄想・思い込みが激しい>

 「違う」と否定していても、信じ込んでしまっている本人には逆効果になり、かえって思い込みが強くなる場合がありますので、否定も肯定もせずに、穏やかな姿勢でじっくりと話を聞いてあげることが大切です。

 金品などを盗まれたという「もの盗られ妄想」や夫や妻が浮気をしているという「浮気妄想」など、事実ではないことを本気で信じ込んでしまうことがありますが、これは自分が衰えてきていることへの自覚から不安や焦りが生じて、金銭・物品への執着や見捨てられるかもしれないという恐怖に発展していくのだと思われています。

 介護者への否定的な妄想が強くなり、介護者への負担や本人の混乱が激しくなった場合には、介護を別の人に代わってもらったり、施設や病院への入所・入院などを利用して一時的に環境を変えてみることも有効な手段です。

<パターン7:食べすぎる>

 食べすぎが気になる場合は、食事の総量を増やさないよう一食分の食事量をあらかじめ減らしておき、残りをおにぎりなどにして、回数を増やすと良いでしょう。

​ 認知症が進むと、脳(食欲中枢)の機能低下により満腹感を得られなかったり、直前の出来事を忘れてしまうために食事をしていないと思い込んでしまうことがあります。「食事をしていない」と言われたら、「いま準備していますので、これでも食べていてください」とフルーツなどを食べさせるのも方法のひとつです。不満や不安を抱えてイライラと落ち着かない気分を晴らすために、物を食べるという行為に走る場合もありますから、食事の総量を増やさないように管理することは大切です。

 更に、食べられないものを食べようとしてしまう異食の際には、「これは食べられないから!」と無理に取り上げるのではなく、「こっちのほうがおいしいですよ」などと、上手に誘導して食べられるものと交換してあげると良いでしょう。電池や薬剤などのように口に入れると事故につながるものは、手の届かないところにしまっておくと安心です。

<パターン8:作り話をする>

 嘘や作り話だとわかっていても、否定したり無視したりするのではなく、「そうですね」と話を聞いて、ひとまず落ち着かせてあげることが大切です。

​ ありもしない嘘の話をすることを「作り話」といいますが、本人には嘘をついているつもりはありません。必要なことを忘れてしまったり、その反対に不要な情報が記憶に残っていたりするために、作り話をすることで本人なりに矛盾を正して納得しようとしているとも考えられるようです。近所の人や親戚などにあれやこれやと悪口を言いふらす場合もありますから、交友関係のある方々にはあらかじめ事情を説明しておくのも良いでしょう。

<パターン9:人を間違える>

 ご家族や介護の方を他人と取り違えて呼ばれたりすると、がっかりしたり悲しくなったりするかもしれません。ですが、「違います」と即座に否定したり説得したりしようとすると、本人は自信をなくしたり混乱してパニックになってしまったりします。そこで、優しく「私は○○ですよ」と言いながら頻繁に会って声をかけ続けると、間違えなくなったり新たに覚えてくれたりすることもあります。それでも間違い続けるのなら、その状況を受け入れて、ときには演技をすることも必要です。本人の気持ちが安定し、「馬鹿にされている」「軽く扱われている」と思わなければ、お互いの信頼関係を保ち続けることができます。

<パターン10:お金に執着する>

 お金に対して、異常とも思える警戒心と執着心を抱き始めることがあります。人を信用できなくなって通帳や現金をどこかにしまい込み、しまい込んだ場所を忘れてしまったり、しまい込んだこと自体を忘れてしまうせいで、「盗られたに違いない」と思い、ひどい場合には警察を呼んでしまったりすることもあります。

 こうしたときには本人がパニックになっているので、「それは大変!」と一緒に探してあげたり、よく話を聞いた上で「おやつを食べて、まずは少し落ち着きましょうか」などと、気持ちを他に向けさせる工夫も有効です。なお、一緒に探す際には、本人が見つけ出せるようにさりげなく誘導し、見つかったら一緒に喜んであげましょう。

<パターン11:眠らない>

​ 日中に活動せずに昼寝をする時間が多くなると昼夜が逆転しやすくなりますので、生活のリズムをつけるように、昼間は散歩に出かけたり自分のできる仕事をしてもらったりと、活発に動いてもらえるようにすると良いでしょう。

 デイケア・デイサービスなどの日帰りサービスを利用して、レクリエーションやアクティビティで体や頭を使うようにするのも有効です。高齢になると寝つきが悪く、眠りが浅くなりやすいため、不眠などの睡眠障害を起こしやすくなりますから、寝室の温度や明るさを調節して心地よい就寝環境を整えたり、寝つきが悪い際にはホットミルクなどの温かい飲み物をすすめるのも良いでしょう。

 寝つくまでの安心感を与えるために添い寝をしたりするのも効果があります。それでも、どうしても眠れない場合には、かかりつけ医に相談しましょう。

<パターン12:徘徊をする>

 一口に徘徊といっても、その内容も理由も、人や場合によってもさまざまです。動き回ったり外に出ようとしている方を直接止めようとしても逆効果になりますので、「どうしたのですか?」、「どこに行きたいのですか?」と優しく声をかけ、まずはよく話を聞いてあげることです。精神の不安定さが徘徊につながることもありますので、デイサービスで仲間を作ったり趣味を見つけることで徘徊が減る場合もありますし、住まいが心地よく安心できる場所になることで和らいでいく場合もあります。

​ 自然な外歩きはよいことですから無理に閉じ込めたりせずに、不安や焦燥が軽くなるよう、穏やかに本人の世界観を受け止めてあげることも大切です。万が一のことを考えて、洋服などに氏名や連絡先のわかるものを縫い付けておくと安心でしょう。

<パターン13:帰りたいという>

 埋詰めで諭したり無理に止めるのではなく、いったん「帰りたい」と思っている気持ちを受け入れてあげると良いでしょう。「家に帰りたい」と言い出すのは、自分のいる場所や状況がわからなくなったためだと考えられ、初期には説得に理解を示す場合もありますが、症状が進んでくると、いくら諭しても理解できず、納得してもらうことは難しいです。

 そうした際には、「今日はもう遅いので、もう一晩泊っていってください」、「では、お帰りになる前にお茶でも飲みませんか」などと、協力をお願いするように話したり、違うことに気を逸らしたりするのもひとつの方法です。また、「では、お送りしましょう」と一緒に外に出て散歩し、気を紛らわすのも有効です。ひとりで出て行ってしまった場合には、先回りして「お帰りなさい」と迎えてあげると、素直についてくることもああります。

<パターン14:性的な行為をする>

 認知症の中期になると、卑猥なことを話したり、異性の体を触ったりする性的な問題行為が現れる場合があります。これは、家族から疎まれていたり誰も愛してくれないといった不安のあらわれである場合もありますし、自分はまだ元気だという自尊心のあらわれの場合もあります。こうした際には、手をつないだり抱きしめたりとスキンシップをはかることで安心させてあげたり、叱責や説教をしないようにして自尊心を傷つけないことで、ある程度緩和できることもあります。

 うさぎなどの小さな動物との触れ合いや、行為に及んだ際には毅然とした態度できっぱりと注意することで本人の納得を引き出したり、「お手伝いしてくれるんですか?」などと他のことへ気を逸らすのも有効です。また、場合によっては、抗精神病薬の鎮静作用を利用して行動の抑制をはかる薬物療法が有用なこともありますので、専門医に相談しましょう。

<パターン15:失禁をした>

 排泄の失敗は本人にとって非常にショックなことですので、羞恥心に配慮した対応が必要です。「またなの」、「ダメじゃないの」などと叱責することは禁物で、大げさに反応せず、すみやかに片づけてあげるなど、プライドを傷つけないような気遣いをしましょう。避難・叱責されたことで傷つくと、常習的な失禁へ進んだり、隠そうとする動作が不潔行為に進んでしまったりもします。

 ときには失敗をごまかそうとして汚れた下着を隠すこともありますが、隠したこと自体を忘れるため、その際はそっと片付けておきましょう。時間にゆとりをもって定期的にトイレに行くよう促したり、トイレのドアに「トイレ」と張り紙をしてわかりやすくするのも良いでしょう。夜間の失禁が多い場合は、自室にポータブルトイレを置いたり、トイレまでの道順を明るくするのも有効です。

<パターン16:不潔行為をする>

 発見した際には不潔に感じて焦ってしまいがちですが、叱責したり責めたりするのではなく、行為の起こらない工夫を先回りして考え、起こってしまった場合には、本人の気持ちを落ち着かせるようにぬるま湯などで丁寧に洗ってあげると良いでしょう。

 便で衣服や壁などを汚してしまったり、便をいじったりする「弄便」という行為は、おむつや下着の中に大便をしたことで感じた違和感を解消しようと下着の中に手を入れ、そのせいで汚れてしまった手を壁やシーツや衣服で拭おうとするために起こります。また、トイレを汚してしまったことでパニックを起こし、汚れた手を奇麗にしようとしたけれどもその方法を間違えてしまった、という場合もあります。

 他にも、便をいじる感覚はあんこに近いそうで、そうしたものと間違えてしまう場合もあるようです。​「弄便」を止めるには排便のコントロールが不可欠ですので、決まった時間にトイレに行く習慣をつけたり、数時間おきにオムツの確認をしたり、ポータブルトイレの設置なども必要になるでしょう。こまめに手洗いをさせ、爪を短く切り、消毒液などを常備しておくことも有効です。

2.認知症の対応で大切なこと

 「病気なのだ」ということを認めて、まずは受け入れること、そして本人のペースや認識を尊重し、人格を傷つけないように配慮した対応を行いましょう。安心して落ち着ける場や雰囲気を作り、ストレスを与えないように心がけるだけで、各種の症状や問題行動などを和らげることもできるのです。

​ 認知症の患者さんは、自分の名前や家族の顔などを忘れてしまっていても、もともと持っている人格が消えることはなく、感情はしっかりと持っています。また、どんなにうんざりさせられるようなことをしても、驚かせるような行動をしても、本人に悪気はありません。特に、初期の段階では本人自身が一番不安に襲われている状態ですから、介護者の方は慌てることなく落ち着いて、穏やかに接することで安心感を与えてあげることが大切です。

3.認知症の対応をする際に心がけたいこと

 認知症の介護において最も大切なものは相互の信頼関係ですから、本人を「追い詰める」ようなことをしてしまうのは禁物です。傍目からは支離滅裂に感じられる行動にも、そうしてしまう本人には、理由があります。そして、以前にはできたことが上手く出来なくなってしまったり、記憶が飛び飛びになってしまっていたりすることで、本人自身も大きな不安や困惑、恥ずかしさなどを抱えているものです。そんなときに、「なにやってるの!」、「ダメじゃない!」、「いい加減にして!」などと、厳しく叱責したりイライラをぶつけたりしては、混乱・恐怖・悔しさなどで、ますます患者さんの症状を悪化させることにもつながります。

 認知症が進行してくると物事の事実関係などは忘れてしまいますが、そのときに感じた感情は長く残っていきます。怒鳴られた、怒られた、というマイナスの感情だけが残り、「あの人は怖い」、「あの人は嫌いだ」という記憶が刻まれてしまうと、反発し合う感情だけが大きくなっていき、関係性が悪化することによってお互いのストレスを増やしてしまうことにもなるのです。

 ですから、「正しいこと」、「失敗しないこと」を追求して強い言葉で注意・叱責するよりも、「どうしたら円満にことが運ぶか」を考えて、本人の気持ちに寄り添った対応を心がけていくことが大切なのです。

4.認知症の対応と薬の関係

 認知症を「治せる薬」というのは、現在まだありませんが、認知症の進行を遅らせたり症状を改善したりすることが可能な薬もあるとされています。

​ 抗認知症役、抗精神病薬、抗パーキンソン病薬、抗不安薬、脳循環・代謝改善薬などの薬が現在使われており、更に、周辺症状を改善する効果が注目されている漢方薬などもあります。昨今、薬の副作用についての問題も出てきていますので注意は必要ですが、進行を遅らせたり周辺症状を抑えられることで介護者の負担を軽減することもできますから、医師と相談の上で薬物療法を取り入れてみることも方法のひとつです。

5.対応に役立つ理論|認知症の対応をより深く理解する

 「認知症」には決まりきった対応の仕方があるわけではなく、各個人の性格や生活環境などに気を配ることが求められます。よく誤解されがちですが、「認知症」というのは病気の名前ではありません。「認知症」というのは病名ではなく、病気・疾患などが原因で起こる「状態」のことを指します。その「状態」というのは、知的機能(記憶、認識、判断、学習など)が低下することによって自分自身や周囲の状況把握や判断ができなくなり、自分ひとりで生活することが困難になっている(日常生活に支障をきたす)という状態のことです。

 そして認知症の原因には、脳そのものの病気・疾患という一時的要因と、それ以外の身体的・精神的ストレスといった二次的要因とが関与し合って出現してくるのですが、その症状は、認知症の人すべてに現れる「中核症状」と、現れるかどうかに個人差がある「周辺症状(BPSD)」との大きく二つに分けることができます。

 「中核症状」としては、いろいろなことを忘れてしまう「記憶障害」、年月日や季節、曜日、時刻、自分がいる場所などがわからなくなる「見当識障害」、読み書きや動作ができなくなる「認知障害」の三つがあり、これらは、すべての人に現れます。

 ところが、「周辺症状(BPSD)」に関しては、当人の性格やそれまでの経験・体験、生活している環境や人間関係などにも大きく左右されるため、人によって症状の出方がかなり異なってきます。ですから、本人の性格や生活環境などを知った上で、その時々に応じた対応を行っていくことが重要になるのです。

6.まとめ

 家族や身近な人が認知症になってしまったら、周囲の方々は驚き、慌て、対応に困って疲れ果ててしまうかもしれません。しかし、最も身近に接する介護者の方の感情が患者さんの感情にとっては大きな影響を及ぼしますから、極限状態の中で介護を続けていくことは、介護者の方にとっても患者さんにとっても、決して良いことではありません。最も近くにいる人がストレスを溜めこみ、終始イライラとした気分で笑顔もなく接していたら、どうでしょうか?健康な人間でも、同じようにイライラしたり、悲しい気分になってしまうことでしょう。

 だからこそ、介護者の方ご自身が体力的にも精神的にも余裕を持って生活していくことが必要です。「自分がしっかりと面倒をみなくては…」と全てをひとりで抱え込んでしまうことは、やめましょう。出来うる限り介護サービスなどを利用したり地域との連携をはかったりして、少しでも負担を軽くしていく方法を、ぜひ、積極的に考えていってください。介護者ご自身が気分転換やリフレッシュをすることも、必要不可欠です。

 少しでも余裕を持って接することが患者さんのストレスも減らすことになりますので、結果的に介護の負担を減らすことにつながってゆきます。本当の意味で、介護者の方の「笑顔」が認知症の患者さんにとっては大切なのですから。

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